先日、「ショートパンツでありながら、気品があってどこかラグジュアリーな雰囲気」をテーマに、大阪・南船場のテーラーカツラ( Tailor Katsura )さんで白のリネンパンツをオーダーしてきました。そしてついに完成!待ちに待った一本を、早速試着してみました。

仕上がりはまさにイメージ通り。リネンならではの「ザクッ」とした素材感に、白蝶貝のボタンがきらり。夏らしさと上品さを同時に感じさせてくれます。

そしてセンタークリースが「ピシッ」と入っているのが本当に見事。こちらでパンツをお願いする度に思うのですが、ここまでくっきりとしたクリースって、なかなか他では出会えません。


更に裾のダブル仕上げが、ラグジュアリー感をぐっと高めてくれています。実はこのダブルの裾、職人さん曰くかなり難しいのだそう。ロングパンツと同じ仕上げ方だと裾が上がってしまうので、まっすぐではなく「くの字型」にしてあるんです。しかも、折り返し部分を縫い付けてしまう「たたき」仕様ではなく、スナップボタンで留める仕立てをショートパンツですることもまた難しいそうです。そんな工夫と技術が詰まった一本、本当にありがたい気持ちです。正直に言うと……「これはPTトリノを超えてしまったのでは?」なんて思ってしまうくらい。
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さっそく手持ちのワードローブと合わせてみました。まずは紺無地のポロシャツに、ライトブラウンのスウェードベルト。そして田中帽子店のハットをかぶると、マリンルックのような雰囲気に。
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さらにブルーネイビーのリネンシャツとの組み合わせも抜群で、ぐっと大人っぽい夏スタイルになりました。
完成したのが夏の終わりになってしまったのはちょっと残念ですが、来年の真夏には間違いなく主役級の活躍をしてくれるはず。トラッドファッションのいいところは、流行に左右されないこと。だから来年も再来年も、このショートパンツを楽しめると思います。
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